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映画版バトルロワイアル

映画版は2000年に日本で公開されました。キャッチコピーは『ねえ、友達殺したことある?』
監督に深作欣二、出演に藤原竜也、前田亜季、山本太郎、安藤政信、ビートたけしらを迎えて制作され、第43回ブルーリボン賞作品賞を受賞し、同新人賞を藤原が受賞しています。
深作は本作品を制作するに至ったきっかけを問われ、太平洋戦争中に学徒動員により水戸市の軍需工場で従事していた中学3年生当時(旧制中学校の教育課程制度下であるが、学齢は現制度での中学3年生と同じ)、米軍の艦砲射撃により友人が犠牲になり、散乱した死体の一部をかき集めていた際に生じた「国家への不信」や「大人への憎しみ」が人格形成の根底にあったこと、今日の少年犯罪の加害者少年の心情を思うと他人事でないという感情を抱いてきたことから、いつか「中学三年生」を映画の主題に取り上げたいと考えていたところに、深作の長男で助監督だった深作健太がすすめた原作本の帯にあった「中学生42人皆殺し」のキャッチコピーを見て、「あ、こりゃいけるわ」と思い立ったと答えています。

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社会への影響

中学生同士が殺し合うという原作の内容から、青少年への悪影響を危惧され、また上映開始年となった2000年は西鉄バスジャック事件を初めとする少年犯罪が社会的注目を集めている時期でもあったことから、当時の衆議院議員の石井紘基が中心となりこの映画の規制を求める運動が行われ、石井は2000年11月17日、国会(第150回国会文教委員会)で大島理森文部大臣にこの映画に対する政府の見解を求める質疑を行っています。これがマスコミに取り上げられることになり社会の関心を集めました。報道によって逆に話題を呼び、興行収入31.1億円の大ヒット作となりました(2001年度の邦画興行収入ランキング第3位)。

R指定

R-15指定は中学生による鑑賞をほぼ全て制限するため、劇中の主人公らと同世代の中学生が劇場では見ることができないという状況も作り出しました。ここに商機をみた東映はオリジナルの作品にシーンの追加やCG処理などを行った再編集版を製作し、翌2001年4月7日に“当時中学生で観られなかった諸君にこの一篇を贈る”と銘打ち『バトル・ロワイアル【特別篇】』として公開、こちらもヒットさせています。また、卒業証書を劇場に持参すれば料金が1000円となるキャンペーンも実施されました。

続編について

また、2003年7月5日には続編にあたる『バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】』が公開されました。
2004年6月1日、この映画(R15+)のDVDを借りていた小学6年生の少女が小学校内で同級生を殺すという佐世保小6女児同級生殺害事件があったが、この児童は小学3年生からこの小説のファンであり、事件の前にはこの作品の同人小説の創作に夢中だったそうです。この事件のために、再編集版『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌 REVENGE』の発売が延期となるという事態も起きました。
2010年11月20日、『特別篇』をベースとした3D映画版が『バトル・ロワイアル3D』の題名で公開されました。オリジナル作品同様R15+指定作品であり、また、オリジナル版公開当時は諸般の事情で成し得なかった全米公開を2011年に実施予定だそうです。

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